「味しん」は仕出し専門店として昭和48（1973）年に開店しました。
創業以来、たくさんのお得意様からご愛顧いただき、その時、その場所、そのご用途にふさわしい日本料理をお届けしながら、50年の歳月が経過しました。

若い世代の方には馴染みが少ないかもしれませんが、「仕出し」の文化は、古く江戸時代までさかのぼります。
わかりやすくご説明すると、仕出しは、コロナ禍を経て一般化した「料理宅配サービス」の先駆と言っても過言ではありません。
かつては冠婚葬祭料理が主流となっておりましたが、料理長が旬を捉え、一品ずつ丹精込めて料理した和食をご自宅や職場で気軽に愉しむお客様も増えつつあります。

味しんは、「仕出し」がこれまで築き上げてきた歴史と伝統に誇りを持って、大切に受け継いでゆきたいと考えております。
とは言え、人の嗜好や食のスタイルは、時代によって変化し続けます。私たちは、伝統を守りながらも、常に感性を研ぎ澄まし、柔軟な姿勢で新しい味覚の挑戦を続けて参ります。


食は暮らしの根幹にあるもの。嬉しい時も、悲しい時も、食べることは欠かせません。
安心・安全、時間厳守を第一に、特別な時間に彩りを添え、同じ場に集う人たちが心を満たす料理とサービスをお届けいたします。


株式会社 味しん
二代目 代表取締役社長
佐藤 一美